便秘の種類

ひと口に便秘と言っても、その原因や症状は様々なものがあります。また、便秘は原因によって対処が変わりますので、自分の便秘がどのタイプなのかを把握しておくことが大切です。便秘には大きく分けて器質性便秘と機能性便秘があります。それぞれ解説していきましょう。


器質性便秘
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口から入った食べ物は、胃、小腸、大腸、肛門を通って便として排泄されます。これらの消化器官に何か障害が起きて便秘になることを「器質性便秘」といいます。体の構造的な便秘ということです。器質性便秘には生まれついての先天的なものと、生まれてから発生する後天的なものがあります。

◆先天的な器質性便秘
生まれながらにして腸が異常に長い「先天的大腸過長症」が原因となることがあります。巨大結腸症も器質性便秘の原因のひとつで、生まれつき腸の蠕動運動が弱いため便やガスが腸にたまってしまい、腸を巨大化させてしまいます。子供に多く見られる症状です。

◆後天的な器質性便秘

腸にできる腫瘍や炎症、腸閉塞などが原因で、嘔気、腹痛、下血など、便秘以外の症状も現れます。これらは緊急を要する症状ですので、早急に医師の診断を受けるようにしてください。


器質性便秘は、便秘薬で治るものではありませんので、おかしいなと思ったら早めに医師に相談されることをおすすめします。




機能性便秘
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機能性便秘は、体の排泄機能がうまく働いていないことによる便秘で、急性のものと慢性のものがあります。

◆急性の機能性便秘
急性の機能性便秘には次のような原因が考えられます。

1 急なダイエットなどで生活環境が急変した
2 仕事や人間関係などで強いストレスを受けている
3 肉類ばかり食べて食物繊維や消化酵素を摂取していない
4 水分補給の不足や大量の発汗などで、水分バランスが崩れた
5 引越しや旅行などで生活環境が急変した
6 運動不足や長期療養などで腸を動かす機能が低下した

急性の機能性便秘の場合は、生活環境の急変が原因となることがほとんどです。生活のリズムや食生活を元に戻すなどして、対応してください。


◆慢性の機能性便秘
慢性の機能性便秘には次のような原因があります。

1 弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)
運動不足などが腹筋不足を招き、腸の動きが低下していることによる便秘です。便を排泄する力が弱くなることで便秘を引き起こします。若い女性や高齢者、妊婦によく見られる症状です。

2 痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)
ストレスや寝不足などから腸の動きが痙攣したようになり、便の通りが悪くなります。便秘薬や下剤の乱用、過敏性大腸炎なども、痙攣性便秘の原因となります。細く短い便が出ることが多いです。

3 直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)
便意があるのに排便を我慢していると、次第に直腸の動きが鈍感になり、肛門付近まで便が来ているのに排泄できない状態になります。これを直腸性便秘といいます。直腸性便秘の場合は、なるべく薬を使わずに、便意を感じたら排便するという習慣をつけるようにしてください。


機能性便秘は常習性便秘とも言われ、癖になってしまうことも多いですから、生活習慣や食生活を見直すなどして早めに対処しておきましょう。また、嘔吐や激しい腹痛などの諸症状が現れた場合は、便秘以外の深刻な病気(腸閉塞や腸ねん転など)の可能性もありますので、おかしいと感じたら早急に医師の診断を受けてください。
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