宿便と便秘の関係

最近、テレビや雑誌、インターネットなどで「宿便」という言葉をよく見かけるようになりました。宿便とはその名の通り便が体に宿っている、つまり便が体の中に滞っている状態を指しているのだそうです。サプリメントの通販などでは、腸壁や腸のヒダに古い便がこびりついているイメージがよく使われていますが、それを見ると「え〜自分の体内がこんなことになってるの?」と不安になることでしょう。

さらに「宿便で体臭や口臭がきつくなります」とか「お肌の調子が悪くなります」なんて書かれていたら、「サプリメント飲んで、宿便を出さなきゃ」なんて思ってしまいますよね。デトックスの施術でも同様の表現が使われていることがあります。

さて、その宿便ですが、実は医学的には存在しないのです。正確にいえば、腸壁に便がこびりつくようなことはあり得ないということです。腸の表面はぜん動運動によって常に波打っていますし、腸の細胞も数日で新しいものに代謝されますので、数週間に渡って長期に古い便がこびりつくことはありません。

したがって、腸内にへばりつく便というのは存在せず、宿便というのは滞留便、つまり便秘ということになります。

美容や健康関連の業界は、次から次へと新しいキーワードを作って商品を売ろうと一生懸命です。同じ便秘用のサプリでも、言葉を変えれば売りやすくなるので、そうやって次から次へと新しい言葉で売ろうとしているのです。新しい商品が出ているようで、中身は今までのものをちょっとだけ改良したもの、というのが現状のようです。

サプリメントや薬に頼らず、根本から便秘を治すための便秘解消法を取り入れれば、「宿便」のような造語に振り回されることもなくなりますよ。
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